あそぶ・実験

振り子の波

長さをほんの少しずつ変えた15個の振り子。動かすと波になり、らせんになり、やがてピタッとそろう——その繰り返しに見入ってしまいます。

各振り子の周期がわずかに違うため、ずれては重なるパターン(うなり)が生まれます。

なぜ波模様になる?

振り子の周期は「長さ」で決まります。一定時間にちょうど51回・52回・53回…と揺れるよう長さを調整すると、最初はそろっていた振り子が少しずつずれて波模様になり、一定時間ごとに再びそろいます。物理の美しさを体感できる定番デモです。

振り子の長さの決め方

振り子の周期は T = 2π√(L/g)(L:長さ、g:重力加速度)で、おもりの重さには関係しません。本シミュレーターでは、一番長い振り子が60秒間に51回、次が52回、…、一番短い振り子が65回振れるように長さを調整しています。周期がすべて「60秒の整数分の1」なので、ちょうど60秒後に全員が同時にスタート位置へ戻ります。

経過時間見える模様
0秒全員そろって出発
約7〜8秒波打つ模様(進行波)
約15秒2つのグループに分かれて交互に
20秒3グループ
30秒2グループが完全に逆向き(折り返し点)
60秒再びぴったりそろう

“波”に見えるのはなぜ?

隣同士の振り子の周期がわずかに違うため、時間がたつほど位相のずれが一定の割合で積み上がります。この「一定のずれ」が並ぶと、人間の目には進行する波や螺旋として見えます。本当は誰も隣を見ていないのに、全体が協調しているように見える——錯覚と数学の合わせ技です。

よくある質問

実際に作れる?
はい。科学館の展示でも人気です。長さの精密な調整がポイント。
データは送信されますか?
いいえ。すべてブラウザ内で動きます。
実物を作るには何が必要?
糸とナット、支柱だけで作れますが、長さの精度が命です。一番長い糸を1mにすると、一番短い糸は約61.6cmになります(周期比65:51の2乗)。
おもりを重くしても同じ?
はい。周期は長さだけで決まるので、重さを変えても模様は変わりません(空気抵抗を無視した場合)。

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