ポイント:混雑率は「乗客数 ÷ 定員」。定員は座席+つり革・ドア付近の立ち客の合計で、定員100%でも立っている人はいます。150%で肩が触れ合い、200%で体が密着して身動きが取れず、250%で電車が揺れるたびに体が斜めになります。
国土交通省による混雑率の目安
| 混雑率 | 国交省の定義 |
|---|---|
| 100% | 定員乗車。座席に座るか、つり革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる |
| 150% | 広げて楽に新聞を読める |
| 180% | 折りたたむなど無理をすれば新聞を読める |
| 200% | 体が触れ合い相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める |
| 250% | 電車が揺れるたびに体が斜めになって身動きができず、手も動かせない |
1㎡あたりの人数と「圧力」
群衆研究では、1㎡あたり4人を超えると自由に動けなくなり、6人を超えると隣の人と押し合う圧力が生まれ、8人以上で群衆事故の危険域とされます。通勤車両の立席スペースは1両あたり約40㎡なので、混雑率200%(約300人)で立席部分は1㎡あたり約6人。急ブレーキで前方へ体重が集中すると、局所的に危険域に達することがあります。
首都圏の主要路線の混雑率(国交省 2023年度)
| 路線・区間 | 最混雑時間帯の混雑率 |
|---|---|
| 日暮里・舎人ライナー(赤土小学校前→西日暮里) | 171% |
| 東西線(木場→門前仲町) | 148% |
| 横須賀線(武蔵小杉→西大井) | 158% |
| 中央線快速(中野→新宿) | 139% |
| 埼京線(板橋→池袋) | 135% |
| 東海道線(川崎→品川) | 140% |
コロナ前(2019年度)は東西線199%・横須賀線195%など、200%前後の路線が多数ありました。テレワークの定着で全体に3〜5割下がっています。
引用・転載について
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出典:シミュラボ「満員電車 混雑率シミュレーター」 https://shimulabo.com/sims/manin-densha/よくある質問
- 混雑率180%と200%はそんなに違う?
- 1両あたり約30人、立席1㎡あたりで約0.7人の差ですが、体感は大きく違います。180%は「腕を動かせる」、200%は「腕が動かせない」境目にあたります。
- 荷物の割合を変えると何が変わる?
- 大きな荷物は1人分近いスペースを取るため、同じ乗客数でも実効的な密度が上がります。リュックを前に抱えるマナーはこの密度を下げるための工夫です。
- 混雑率はどう測っている?
- 鉄道各社が最混雑区間の最混雑1時間の乗客数を、目視や車両の重量センサーで推計し、定員で割っています。国交省が毎年公表しています。