理科の授業向け

電気の通り道シミュレーター(回路・電気を通す物)

どう線の先を指で動かして、かん電池につないでみましょう。+きょく・豆電球・-きょくが1つのわになると明かりがつきます。②では、回路のすき間にくぎ・紙・アルミニウムはくなどを入れて、電気を通す物と通さない物を調べられます。

🔬 小3 電気の通り道
豆電球の明かり
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電気の通り道(回路)
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どう線のつなぎ先
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ためしたつなぎ方
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①:どう線の先(点線の丸)を指で動かして、かん電池の+きょく・-きょく・横につなげます。黄色の粒は、電気が通っていることを表します。左下の青いどう線で+きょくと-きょくを直接つなぐと「ショート回路」になり、危険マークが出て、どう線は外されます。②:下の物をタップすると、テスターのすき間に入れて調べ、右の表に仲間分けします。

このシミュレーションでわかること

かん電池の+きょく、豆電球、かん電池の-きょくが、どう線で1つの「わ」のようにつながると、電気の通り道(回路)ができて、豆電球に明かりがつきます。どう線が片方しかつながっていない、両方とも同じきょくにつないでいる、かん電池の横(きょくではない所)につないでいる、どう線がとちゅうで切れている、豆電球がゆるんでいる――このようなときは、わがとぎれているので明かりはつきません。回路のとちゅうに物をはさんで調べると、鉄・アルミニウム・どうなどの金ぞくは電気を通し、紙・プラスチック・木・ガラス・ゴムは電気を通しません。

対応する単元:小学3年 A(5)電気の通り道「(ア)電気を通すつなぎ方と通さないつなぎ方があること」「(イ)電気を通す物と通さない物があること」。学習指導要領解説では、導線を乾電池の二つの極以外につないだり、つながっていなかったり、回路の一部が切れていたりすると豆電球が点灯しないことを捉えること、結果を表に分類・整理すること、「回路」という言葉を使って説明すること、乾電池の二つの極を直接導線でつながないよう安全に配慮することが示されています。

授業での使い方

導入:明かりがつくつなぎ方を予想する(①つなぎ方を調べる)

実物の豆電球・ソケット・かん電池を配る前に、電子黒板でこのシミュレーターを見せ、「どこにどう線をつなぐと明かりがつくかな」と予想させます。赤いどう線は+きょくにつながっています。黒いどう線の先を指で動かして、-きょく・+きょく・かん電池の横などにつなぎ、明かりがつくかどうかを確かめます。右の「ためしたつなぎ方」に結果が残るので、つくつなぎ方とつかないつなぎ方をくらべ、共通点(わになっているか)を話し合えます。

展開:つかないわけを考える・ショート回路の危険を知る

「つなぎ方の例」から「どう線が切れている」「かん電池の横」を選んだり、豆電球をタップしてゆるめたりして、明かりがつかないわけを「回路」という言葉で説明させます。「ショート回路」は実験では絶対にやってはいけないつなぎ方です。シミュレーター上で危険マークを見せ、なぜあぶないのかを全員で確認してから実験に入ると安全です。

まとめ:電気を通す物・通さない物(②電気を通す物を調べる)

テスター(回路にすき間を作った物)のすき間に、身の回りの物を入れて調べ、表に仲間分けします。空きかんは、ぬってある所では明かりがつかず、紙やすりでけずった所ではつきます。「電気を通す物には、どんな共通点があるかな」と問い、金ぞくという言葉につなげます。

児童への問いの例

  1. 豆電球に明かりがつくのは、どう線をかん電池のどこにつないだときでしょう? つかなかったつなぎ方と、何がちがいますか?
  2. どう線が両方ともかん電池につながっているのに、明かりがつかないことがありました。どうしてでしょう?
  3. 空きかんは、そのままでは明かりがつかないのに、けずるとつきました。どうしてでしょう?

しくみ・解説

かん電池の+きょく、豆電球、-きょくがどう線で1つのわ(回路)につながって明かりがつくようすと、豆電球の中で口金の横からフィラメントを通っておしりの出っぱりまでつながっている電気の通り道を、黄色の粒で示した小3理科「電気の通り道」の図。
図1 電気の通り道(回路)。+きょく・豆電球・-きょくが1つのわになると明かりがつく。PNGで保存・SVG
豆電球に明かりがつくつなぎ方(+きょくと-きょく)と、つかないつなぎ方(両方とも+きょく・片方だけ・かん電池の横・どう線が切れている)、やってはいけないショート回路を並べた早見表と、電気を通す物(鉄・アルミニウム・どうなどの金ぞく)と通さない物(紙・プラスチック・木・ガラス・ゴム)のまとめ。
図2 つなぎ方と電気を通す物のまとめ。ショート回路はあぶないので、ぜったいにしない。PNGで保存・SVG

図はタップすると大きく表示されます。授業のプリント・スライド・板書計画に自由に使えます(出典「シミュラボ」とページのURLを添えてください)。

言葉の意味(1文で)

つなぎ方の早見表

つなぎ方明かりわけ
+きょく と -きょくつく ○1つのわになっている(回路ができている)
両方とも +きょく(または -きょく)つかない ×わになっていない
片方だけつなぐつかない ×わがとぎれている
かん電池の横につなぐつかない ×きょく以外の所では、電気の通り道にならない
どう線がとちゅうで切れているつかない ×回路の一部が切れている
豆電球がゆるんでいるつかない ×豆電球とソケットがつながっていない
+きょくと-きょくをどう線だけでつなぐやってはいけない ⚠ショート回路。どう線やかん電池が熱くなってあぶない

電気を通す物・通さない物の早見表

調べた物できている物電気
鉄のくぎ・クリップ鉄通す ○
アルミニウムはくアルミニウム通す ○
10円玉どう(どうのなかま)通す ○
空きかん(けずった所)鉄やアルミニウム通す ○
空きかん(ぬってある所)表面のとりょう(ぬり物)通さない ×
紙紙通さない ×
プラスチックのじょうぎプラスチック通さない ×
木のわりばし木通さない ×
ガラスのコップガラス通さない ×
消しゴム・わゴムプラスチックなど・ゴム通さない ×

電気を通す物は、どれも金ぞくでできています。空きかんは鉄やアルミニウムでできていますが、表面がとりょうなどでぬってあると、そこでは電気が通りません。紙やすりでけずって金ぞくを出すと、電気を通します。

ソケットを使わないとき(豆電球のつなぎ方)

豆電球の中の細い線(フィラメント)の両はしは、口金の横の部分と、おしりの出っぱりの2か所につながっています。ソケットを使わずに明かりをつけるときは、この2か所にそれぞれどう線をつなぎ、かん電池の+きょくと-きょくにつなぎます。どちらか1か所だけでは、わになりません。

先生向けの補足

・ショート回路の危険:豆電球(2.5 V・0.3 A 程度)を通すと流れる電流は約0.2〜0.3 Aですが、乾電池の両極を導線だけでつなぐと、乾電池の内部抵抗が小さいため数A(豆電球の10倍以上)の電流が流れ、導線や乾電池が発熱し、液もれや破裂の原因になります。
・電流の向き(+極→-極)は第4学年「電流の働き」で扱います。本シミュレーターの黄色い粒は「電気が通っている」ことを示すための表示です。
・内容の取扱い(1)で、第3学年のA区分では3種類以上のものづくりを行うことになっています。スイッチやテスター、回路を使ったおもちゃ(電気を通す物を使ったクイズ・迷路など)が例です。

このシミュレーションで単純化していること

参考

引用・転載について

本ページのシミュレーション結果・数値は、出典を明記いただければブログ・ニュース記事・SNS・授業や社内資料への引用を歓迎します。事前連絡は不要です。

推奨クレジット表記:出典:シミュラボ「電気の通り道シミュレーター(回路・電気を通す物)」 https://shimulabo.com/sims/denki-toorimichi/

よくある質問

豆電球に明かりがつくのは、どんなつなぎ方ですか?
かん電池の+きょく、豆電球、かん電池の-きょくが、どう線で1つのわのようにつながったときです。このような電気の通り道を回路といいます。
どう線を両方ともかん電池につないだのに、明かりがつかないのはなぜですか?
両方とも同じきょく(+きょくだけ・-きょくだけ)につないでいる、かん電池の横(きょくではない所)につないでいる、どう線がとちゅうで切れている、豆電球がゆるんでいる、などで、わがとぎれているからです。
ショート回路とは何ですか?なぜあぶないのですか?
かん電池の+きょくと-きょくを、豆電球などを通さずにどう線だけでつなぐことです。大きな電気が流れて、どう線やかん電池が熱くなり、やけどや液もれの原因になるので、絶対にやってはいけません。
電気を通す物と通さない物は、どうちがいますか?
電気を通す物は、鉄・アルミニウム・どうなどの金ぞくでできています。紙・プラスチック・木・ガラス・ゴムは電気を通しません。
空きかんは電気を通しますか?
空きかんは鉄やアルミニウムでできているので、金ぞくが出ている所は電気を通します。ただし、表面がとりょうなどでぬってある所は電気を通さないので、紙やすりでけずってから調べると明かりがつきます。
10円玉は電気を通しますか?
通します。10円玉はどう(どうのなかまの金ぞく)でできているので、テスターのすき間に入れると明かりがつきます。

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