※遊びのためのもので、検査や診断ではありません。答えはこの画面の中だけで使い、送信も保存もしません。
動画で答え合わせ
このテストの答え合わせと、研究の話を動画にしました。
「ば」の声が「だ」に聞こえる
1976年、イギリスの研究者マガークとマクドナルドは、ある映像を作りました。「が」と言っている人の口の映像に、「ば」という声を重ねたのです。すると、見ている人の多くには、「だ」と聞こえました(McGurk・MacDonald 1976)。
目を閉じると、ちゃんと「ば」と聞こえます。目を開けると、また「だ」に聞こえる。頭が、耳から入る音と、目から入る口の動きを、知らないうちに混ぜ合わせているのです。この現象は、2人の名前から「マガーク効果」と呼ばれています。
効果の出方は、人によって大きくちがう
アメリカの研究チームが多くの人を調べたところ、マガーク効果が出る割合は、まったく出ない人(0%)から、いつも出る人(100%)まで大きくちがいました。それでいて、同じ人を1年後に調べても、出やすさはあまり変わりませんでした(Basu Mallick ほか 2015)。
日本語を話す人は、効果が出にくい?
日本語を話す人に、日本語の音で試した研究があります。静かなところでは、口の動きに引っぱられることは少なかったのですが、雑音を加えると、効果が強く、多くの人に出るようになりました(Sekiyama・Tohkura 1991)。その後の研究でも、日本語を話す人は英語を話す人より、静かなところではこの効果が出にくいと報告されています。
このテストの後半で雑音を入れているのは、そのためです。静かなときと雑音の中で、結果をくらべてみてください。
このテストのしくみ
声は8回とも同じ「ば」です。変えているのは、イラストの口の動きだけです。「ば」の口は、くちびるを閉じてから開きます。「が」の口は、くちびるを閉じずに開きます。
本物の人の顔ではなくイラストなので、研究の映像よりも効果は弱く出やすいと考えられます。「ば」にしか聞こえなくても、おかしいことではありません。
よくある質問
- 声が出ません。
- 音量やマナーモードを確かめてください。端末やブラウザによっては、読み上げの声が出ないことがあります。その場合は、別のブラウザで試してください。
- ずっと「ば」にしか聞こえません。
- めずらしいことではありません。とくに日本語を話す人は、静かなところでは効果が出にくいと報告されています。
- このテストで耳や目の病気が分かりますか?
- いいえ。遊びのためのセルフテストで、検査や診断ではありません。
- 答えは送信されますか?
- いいえ。答えはこの画面の中だけで使い、送信も保存もしません(サイト全体のアクセス解析についてはプライバシーポリシーをご覧ください)。
参考にした研究・資料
- McGurk H, MacDonald J (1976). Hearing lips and seeing voices. Nature, 264, 746–748.
- Basu Mallick D, Magnotti JF, Beauchamp MS (2015). Variability and stability in the McGurk effect: contributions of participants, stimuli, time, and response type. Psychonomic Bulletin & Review, 22(5), 1299–1307.
- Sekiyama K, Tohkura Y (1991). McGurk effect in non-English listeners: Few visual effects for Japanese subjects hearing Japanese syllables of high auditory intelligibility. Journal of the Acoustical Society of America, 90(4), 1797–1805.