ふしぎ・現象

粉と水のサンドボックス

砂はさらさらと積もり、水は低きに流れ、火は草に燃え移り、水に触れるとじゅっと消える。指(マウス)でキャンバスに直接描いてください。描いたそばから、1万7千個のマス目が物理ルールで動き出します。

3
動いている粒
燃えている火

単純なルールから、本物みたいな世界が生まれる

この箱庭は「落下砂(falling sand)」と呼ばれる古典的なセルオートマトンです。画面は1万7千個あまりの小さなマス目でできていて、それぞれのマスは、自分のまわりのマスしか見ていません。

全ルールはこれだけ
:真下が空いていれば落ちる。ふさがっていれば斜め下へ滑る(水の中では沈む)
:落ちられなければ横に流れる
:隣の草に燃え移る。水に触れると煙になって消える
:水が近くにあると、ゆっくり育つ
:ゆらゆらと上っていき、やがて消える

どのマスも全体の地形を知らないのに、砂を注げば安息角をもつ砂山ができ、水を注げば水平な水面ができます。全体を設計する者がいなくても、局所ルールの繰り返しから秩序が生まれる——ライフゲームや鳥の群れ(ボイド)と同じ「創発」の実験場です。

遊びかたレシピ

ゲームの物理エンジンの原点

落下砂シミュレーターは2000年代からブラウザ遊びの定番で、この仕組みを進化させたゲーム(Noitaなど)は「世界のすべてのピクセルが物理で動く」ことを売りにしています。粉と水の一粒一粒に見入ってしまう気持ちよさは、単純なルールが生む複雑さそのものの魅力です。

よくある質問

これは何のシミュレーション?
「落下砂(falling sand)」と呼ばれるセルオートマトンです。単純な局所ルールだけで、砂山や水面のリアルな振る舞いが生まれます。
うまく遊ぶコツは?
まず壁で器や坂を描いてから砂・水を注ぐのがおすすめ。砂時計やダム決壊など、テーマを決めて作ると楽しめます。
重くなってきたら?
「↺ まっさらに」でリセットするか、不要な粒を「⬜ 消す」で減らしてください。
データは送信されますか?
いいえ。すべてブラウザ内で動作します。

参考

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