ふしぎ・現象

二重振り子シミュレーター

ほぼ同じスタートに見える2本の振り子。でも数秒後にはまったく違う動きに。これが「カオス」。小さな差が大きな違いを生む様子を見てください。

2本の振り子は、ほんのわずかだけ初期角度が違うだけ。やがて完全にバラバラになります。

カオスとは

二重振り子は「決まった物理法則」で動く(ランダムではない)のに、初期条件のごくわずかな差が、時間とともに指数関数的に拡大します。これをカオス(バタフライ効果)と呼びます。天気予報が長期では当たりにくいのも、これが理由のひとつです。

この画面の裏で解いている式

二重振り子は、2本の腕の角度 θ₁・θ₂ についての連立微分方程式(ラグランジュの運動方程式)で完全に記述できます。式は決まっているので「予測不可能な乱数」は一切入っていません。本シミュレーターはこの式をルンゲ=クッタ法(RK4)で細かく数値積分し、1コマごとに位置を更新しています。

「予測できる時間」には限界がある

カオス系では、初期値のわずかな誤差が時間とともに指数関数的に拡大します。その速さを表すのがリアプノフ指数で、二重振り子では数秒で誤差が1000倍以上に膨らむことも珍しくありません。誤差を10分の1にしても、予測できる時間は少ししか延びない——これがカオスの厄介さです。

同じ理由で、天気予報は「明日」はよく当たっても「2週間後」はほとんど当たりません。大気の運動もカオス系だからです。

よくある質問

ランダムなの?
いいえ。完全に決まった法則で動きます。それでも予測が難しいのがカオスの面白さです。
データは送信されますか?
いいえ。すべてブラウザ内で動作します。
ふつうの振り子との違いは?
単振り子は角度が小さければ規則正しい往復(単振動)になり、いつまでも予測できます。腕が1本増えて自由度が2になっただけで、系はカオスになります。
本物の二重振り子はある?
はい。金属の腕2本を軸でつないだ玩具や科学館の展示があり、動画サイトでも人気です。摩擦で数十秒〜数分で止まりますが、その間の動きは本シミュレーターとそっくりです。

💡 こんなシミュも見てみたい?

あなたの「これ見てみたい」を送ってください。投票で人気の案から実際に作ります。

リクエストする →
🗳️ みんなのリクエストに投票する →