結論:パーリンノイズは、点と点が急に飛ばずになめらかに変化する乱数です。各地点の値を「矢印の向き」に変換すると、自然な流れの地図(フローフィールド)ができ、そこに粒子を流すと有機的な模様=ジェネラティブアートが生まれます。
パーリンノイズとは
パーリンノイズ(Perlin noise)は、1983年に映画『トロン』のために、ケン・パーリンが考案したなめらかな乱数の作り方です。ふつうの乱数は隣り合う値がバラバラですが、パーリンノイズは隣どうしがゆるやかにつながるため、雲・炎・地形・水面など「自然なゆらぎ」の表現に欠かせません。CG・ゲーム・VFXで広く使われ、パーリンはこの功績でアカデミー科学技術賞を受賞しました。
フローフィールドの仕組み
画面の各場所でノイズの値を求め、それを角度に変換すると「矢印が並んだ流れの地図」ができます。粒子はその場所の矢印の向きへ少しずつ進み、軌跡を薄く重ねていきます。流れの細かさ(ノイズの拡大率)を変えると、大きくうねる模様にも、細かく入り組んだ模様にも変化します。
よくある質問
- ジェネラティブアートとは?
- 人が直接1本ずつ描くのではなく、ルールやアルゴリズムに沿ってコンピュータが模様を生成する作品のことです。
- 毎回ちがう模様になりますか?
- はい。リセットや配色変更で異なる流れと色になります。気に入った絵はスクショで保存してください。
- 重くないですか?
- 負荷を抑えた軽量版です。古い端末では粒子数を控えめにしています。
参考
- Perlin, K. (1985) "An Image Synthesizer" (SIGGRAPH) パーリンノイズの原典
- Perlin, K. (2002) "Improving Noise" 改良版ノイズ
- The Nature of Code(Daniel Shiffman)フローフィールドの解説